オリビア・ハッセー、性的虐待で「ロミオとジュリエット」の監督を訴える
背景
英国の女優オリビア・ハッセー(71)は、1968年の映画「ロミオとジュリエット」の撮影中に性的虐待を受けたと主張し、映画の監督であるフランコ・ゼフィレッリ氏を提訴しました。
訴訟の内容
ハッセー氏の訴状によると、当時15歳の彼女は、ゼフィレッリ氏から映画のヌードシーンを撮影するよう強要されたといいます。彼女は、ゼフィレッリ氏が自分への性行為に対する同意を得るために、身体的接触、脅迫、感情的苦痛を与えるなどの虐待行為を行ったと主張しています。
ゼフィレッリ氏の反応
ゼフィレッリ氏は、これらの申し立てを「偽りで名誉毀損」だと主張しています。同氏は、ハッセー氏にはヌードシーンの撮影に同意するよう適切かつ合意の上でお願いしたとしています。
関連情報
- 「ロミオとジュリエット」は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を原作とした映画で、当時15歳のハッセーと17歳のレナード・ホワイティングがロミオとジュリエットを演じました。この映画は大成功を収め、5つのアカデミー賞にノミネートされました。
- ゼフィレッリ氏はイタリアの映画監督、脚本家、プロデューサーで、1968年の「ロミオとジュリエット」のほか、「ブラザー・サン・シスター・ムーン」(1972年)、「アレーナ・ロマーナ80」(1980年)などの作品で知られています。
- ハッセー氏は、米国、英国、イタリアの市民権を有しています。彼女は数多くの映画やテレビ番組に出演しており、最近では「ザ・パッション・オブ・ジ・クライスト」(2004年)、「マザー・テレサ」(2016年)に出演しています。
今後の動向
この訴訟は現在、ロサンゼルスの高等裁判所に係争中です。判決が出るまでには時間がかかる見込みですが、この訴訟は映画業界における性的虐待の問題に再び注目が集まることとなりました。
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